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Category: 性感染症治療薬・抗生物質にまつわるハナシを集めました

彼氏が抗生物質を飲んでいます。喉の風邪といっていますが性病治療中の可能性はありますか?

喉の風邪と性病は症状が似ている 風邪の症状としては、喉に痛みや腫れがある場合や、咳や痰が止まらない、また発熱することもあります。 しかしこれらの症状が出ており、風邪や扁桃腺炎と診断されて薬を処方され、使用しても症状が治らないなら、喉の性病の可能性があります。 実際は咽頭クラミジアや淋菌であるにも関わらず、病院で診察を受けると、風邪や扁桃腺炎と診断される事もあります。それは風邪などと症状が似ており、さらには診察だけではっきり区別できないからです。咽頭クラミジアは自然治癒することはなく、風邪などの症状と診断され薬を使っても良くならないならば、喉の性病を疑ってみた方が良いかもしれません。 発熱と喉の痛みの性病 発熱と喉の痛みがある性病は、淋病とクラミジアの2つです。HIVも風邪のような症状が現れることがあるりますが、これはあまり考える必要はないでしょう。 淋病とクラミジアは、セックス、フェラチオ、クンニ、ディープキスの行為から感染します。性病は性器だけではなく、喉にも感染するのです。これは身体の部位を通じて感染が起こります。 フェラチオやクンニをすると、性器から喉へと、逆に喉から性器へも感染します。他の性病のように、セックスでしか感染しないので、とても広がりやすいのです。特に淋菌は、希に淋菌の付着した指やタオルを通じて感染することもあります。このような感染経路なので、ふとした瞬間に気がつかない間に、感染してしまうこともあるのです。 淋病は感染から、発症まで2~10日ほどで、クラミジアは感染から発症まで1~3週間ほど経過しないと症状は現れません。それまでに発熱や喉の痛みが出るとすると、風邪や扁桃腺炎など別の病気の可能性が高いです。どちらも自然治癒はせず、抗生物質を投与すると2週間ぐらいで完治します。 抗生物質を使った治療 咽頭クラミジアの治療は、抗生物質の飲み薬を使用します。飲み薬を飲んでも改善が見られない時は、点滴による治療も行います。また咽頭淋病の治療は点滴で行なわれることが多いです。以前は飲み薬の抗生物質で治療していましたが、抗生物質の乱用で菌が耐性を持つようになったので、現在では点滴治療が主流です。 咽頭クラミジアや淋病を検査するには病院やクリニック、または手軽に行なうには性病検査キットを使う方法があります。検査したいけど何科に行けばいいか分からないと場合は、耳鼻科や性病科、泌尿器科に行けば検査できます。

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性感染症治療薬・抗生物質にまつわるハナシを集めました

リステリンは性感染症治療薬になる!? 抗生物質が登場する前の19世紀には、マウスウォッシュとして有名な「リステリン」は、実は淋菌感染症治療薬として、販売されてました。その後100年以上を経て、その効果が本当の可能性があるという研究結果発表されます。 オーストラリアの研究チームがイギリスの医学雑誌に「性感染症」に関する発表の論文によると、リステリンを実験室で使用したところ、ペトリ皿の淋菌、そして感染者の喉にいた淋菌のどちらも殺したと言う結果が出ました。 つまりは、この実験結果の通りだとすると、リステリンのマウスウォッシュでうがいをすると、性感染症の淋病を予防出来ることになります。日頃から使えば抑制するための簡単な方法であると、研究結果で立証されたのです。 世界初の抗生物質を作ったのは日本人 1909年1月、37歳になる秦佐八郎はフランクフルトにある研究所に行きます。研究所の所長は、免疫研究で、ノーベル生理医学賞を穫ったパウル・エールリッヒです。そして世界トップクラスの研究所で、新薬開発を始めます。 開発で目指した薬は、病原菌を殺す薬でありながらも、対象の病原菌だけを殺す薬です。つまりは、現在の抗生物質の事です。目標では、梅毒と回帰熱の病原菌を倒すことを目指します。 ついに抗生物質を見つける 実験ではハツカネズミに細菌を注射し、毎日毎日効果を見ては薬物を変えていきます。実験を繰り返し、ついに目指す薬物を発見します。606号と記された瓶の薬物を使ったところ、ネズミの中にある病原菌が、体を傷つけることなく菌だけ死んだのを見つけます。翌年には梅毒の治療薬として販売が決まり、名前が「サルバルサン」となり製造され販売開始されます。しかしその後登場のペニシリンの方が効果があったために、サルバルサンは世に広まることなく消えていき、秦佐八郎の名も知られることはありませんでした。 スーパー耐性菌 抗生物質は、使用すると耐性を持つ耐性菌が生まれることは有名です。それはペニシリンから始まり、最近はバンコマイシンなどの耐性菌も出てきています。そして2017年には、米国で利用可能な26種の抗生物質の全部に耐性を持つ菌に感染した米国人女性が亡くなり、これにより、ほとんどの抗生物質に耐性持つ菌が登場しました。 女性は米国で利用可能な抗生物質全てに耐性のあるカルバペネム耐性腸内細菌科細菌に感染した、敗血症で死亡します。このようなケースになると、まだその国で使われていない抗生物質を使うか、新しく開発された抗生物質を使うかの治療となっていきます。

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